voice一生続けるにふさわしい仕事

この先の一生を、
大工として生きると腹を括った。

大工工事部 大工一課 福田昌平

Career

  1. インターンシップ
    参加入社前

    平成建設第一回目のインターンシップ生です。
    職人はカッコイイ、だから大工になろうと考えてたんですけど、まずは実際の仕事がどんなのか見てみようと思って参加しました。 職人たちの活気のある様子とか雰囲気に惹かれて入社を決意。

  2. 工務部配属~入社1年

    そりゃあ大変でした。皆言うと思うけど(笑)!
    三島寮に入ってたんで、毎晩のように同期で飲み会。そして愚痴の言い合い(笑)。 でも、それで育った絆もある。今でも 同期連中には本当に感謝してます。彼らがいなかったら、仕事も続かなかったと思う。 いつ異動になるのかは現場次第で、俺は同期の中では早い方でした。 長く工務部にいて、結局工務の親方までやった同期もいます。今は大工やってますけどね。

  3. 大工見習い入社1年~

    最初の物件はね、和風の大豪邸。でも新人のやることって「掃除」「ボード貼り」あと「親方の手元」。 もう本当に、今やりたい物件 です。今やったらもっと色々できるし、楽しめる。新人には贅沢な物件でしたね。

  4. 現場担当入社4年~

    3年くらい大工をやって仕事を覚えて、大体最初に任せられるのはマンション。 早く住宅を担当したかったですね。 マンションは構造上、ワンフロア作ったら同じ作業を二階、三階、四階と続けていくわけで、変わり映えがしない。 この頃 大工ってつまんないなあ… 思ってたのと違うし、辞めようか と本気で考えてました。

  5. 資格取得入社5年目

    辞めるにしても続けるにしても、一度は受けてみよう、木工を本気でやってみよう思って受験した二級大工技能士試験。 試験のために現場が終わってから加工場で木を弄るでしょ。 そうすると、あぁ、木工って楽しいなぁ… ってしみじみ思うわけですよ。 本当に楽しい。だから、もうそこで俺は、一生大工として生きて行こうと腹を括りました。その年二級の試験に合格して、翌年一級も合格。
    腹を括ると見えてくるものがある。 仕事がつまらないんじゃない、自分がそこに、面白さを見出さなきゃいけない んだってこと。 どんな作業だって、楽しもうと思えば楽しめるんだってこと。単調な作業だって、どれだけ正確に、早く仕上げられるかを楽しめる。 そういう視点が必要だってこと。

  6. 監督兼大工入社8年目~

    今までやることは決まっていて、その中で頑張れば良かったけれど、監督となるとその「やること」を色々考えて、段取らないといけない。 コスト管理もしないといけない。仕事が一気に増えて大変でした。
    加えて今は、大工工事部一課員31人の人材振り分け、日報管理、業務改善なんかも担当。正直、時間はいくらあっても足りない状態です。
    本当にやりたいのは、大工の復権。まずは社内、そして社会を動かすため、同じ志をもって手伝ってくれる人を募集中!

仕事とは何かという真摯な問い

仕事を「給料をもらうためだけの業務」と捉えるなら、恐らくどんな職業に就いてもつまらない。 福田が木工の楽しさを思い出し、仕事の捉え方を変えられたのは幸運なことなのかもしれない。
いつか自分の人生を振り返った時、虚しくなるか、満足するのか。 一日の1/3を費やすものをどう捉えるのか。
やりがいとは何か。仕事の楽しさとは何か。見つけるのは自分以外にない。

Fukuda&

大工の面白さ

配属されてからずっと土屋さんの下でやってきて、本当にたくさん生意気なことも言ったし、飲みにも連れて行って貰った。 感謝してもしきれません。 だから自分も同じことを若手にしてやりたいと思ってます。 俺も昔「思ってたのと違う」って思ってたから、不満を抱えている若手の気持ちが良く分かる。「いや、大工の仕事って面白いんだよ!」って教えてやりたい。 きっかけがないと、気付かないものだから。

職人気質

大工工事部には職人気質の人多いです(笑)。 職人は軽々しく語らない、みたいな。 俺は大工にしては喋る方なんで、大工の地位向上に関して色々提案できたらいいなと思ってます。

木工

まあ、今考えれば、作業終わった後に幾らでも木を触ることはできたんだよね。 それもせずに「思ってたのと違う!」って。甘い。
「楽と楽しいは違う」って良く言うけど本当だと思う。 大工の仕事は絶対に楽ではない。冬は寒いし、夏は暑い。地味で大変なことも一杯ある。でも、木で何かを作り上げるということは凄く楽しい。 結局は、そこなんです。

技術向上

言われたことをただやるのか、それとも「どうすれば綺麗に・短時間に」できるか考えるのか。 若い頃から何かを考えながら作業してる人と、何も考えずに作業してる人の間には、最終的に大きな差が生まれる。

仲間

工務時代に一緒に飲んだ同期が、今は色んな部署に散ってる。 それぞれポジションを確立しているから、部署をまたいだ話も通しやすいし、仕事がしやすいですね。 内製化の平成建設ならではだと思いますけど。同期は本当に宝。

大工の未来

切実に時間が足りない。 やりたいことはあるのに、どんどん仕事が増えてもどかしい!
俺の将来の夢は、孫に「おじいちゃん大工なの、すごい!」って言われること。 いつか大工っていう職業が、社会の中で高い評価を受けられる様にすることです。 もちろん、まずは足元から固めないと駄目だから、最初は社内から。 大きな目標だけど、たとえ個人では無理なことでも、この大工集団なら少しずつ社会の認識を変えることもできるんじゃないかな。